2005年08月26日
 ■  霧のなかの子
4152086300霧のなかの子
トリイ・ヘイデン

早川書房 2005-04-21
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トリイシリーズの8作目です。

情緒障害児教室の教師を辞めて、病院でセラピストとして勤務していた時の話で、
今までの専門分野とは違う年代の人たちを相手に、奮闘するトリイの姿が描かれています。

今までの作品もそうなのですが、著者が人と交流する過程を読んでいると、改めて人間の在り方というものを考えさせられます。
もちろん障害児教育のプロフェッショナルという立場があるので当然のことですが、
トリイの行動には、一貫して人に対する愛情が溢れています。

その中で、イライラしたり、憤りを感じたり、悲しんだりという、
人としての当たり前の感情が感じられるところに、このトリイシリーズの親しみやすさがあるのだと思います。

今はスコットランドで農業を営む傍ら、執筆活動を続けているという著者ですが、
世界各国を公演で飛び回ったり、児童虐待や自殺防止のホットラインの活動にも力を尽くしていて、
何度か日本にも訪れています。

そんな著者トリイ・ヘイデンの公式ホームページはこちら。

http://www.torey-hayden.com/ (英語)
http://www.torey-hayden.com/japan/defaultj.htm (日本語)

 

投稿者 Naomi : 2005年08月26日 14:44